1. トップ
  2. からだの健康
  3. 季節の変わり目に気を付けて!くま先生が「春バテ」を丁寧に解説
季節の変わり目に気を付けて!くま先生が「春バテ」を丁寧に解説

最近もう暖かくなりはじめて、春を感じますね

これだけ暖かいと外でも過ごしやすいですね

過ごしやすい気温なのが春のいいところですよね。だけど、春ってなんか体調崩しちゃったりとかするんです。そうじゃなくても、なんか暖かくてだるいっていうか。『春眠暁を覚えず』でしょうか?

春って実は体調不良が多い季節なんです。もしかしたら「春バテ」かもしれません。冬から春にかけての季節の変わり目で体を壊しやすいんですよ。

そうなんですね。詳しく教えてください!

季節の変わり目は体調を崩しやすい

新しい季節の訪れを感じさせるような暖かな日から、年末のような芯まで凍える日が交互に繰り返される春。三寒四温と言われるように、一年の間で最も気温の変化が激しい季節です。

気温の変化によって、実は体調不良を感じる方が多いのが春なんです。
「何だかだるい気がする」
「肩が重たく頭痛がする」
「食欲がない、ずっと眠たい」
そんな症状を感じている方は、もしかすると、春の体調不良かもしれません。季節の変わり目は風邪ひきやすいと言いますが、それは冬から春でも同じことです。この時期の体調不良は「春バテ」と呼ばれることも最近増えてきています。

春の体調不良の原因

それでは、なぜ冬から春にかけて体調不良が起きてしまうのでしょうか。その原因を簡単にご紹介します。

自律神経の乱れ

3月は一週間の間に10度以上も気温が変化することも珍しくない季節です。その寒暖差のために自律神経のバランスが乱れ、体調不良を感じやすくなってしまうことがあります。

自律神経とは、内臓の働きなどを調整してくれる神経でこれが乱れてしまうと心や体に不調があらわれます。主に日中、活発に活動するための交感神経と、夜間にリラックスする時に身体をメンテナンスするために働く副交感神経の2種類によってできています。この2つの神経がバランスをとって交互に働くことによって、人間は1日の生活を送っています。

気温が急激に変化すると、それに対応するために交感神経が活発に働きます。そのために負荷が強くかかり、疲れやすくなってしまいます。ストレスがかかることによって自律神経全体のリズムが乱れ、心や体調に不調が出てしまうのです。

また、春は気圧の変動も激しいという特性があります。気圧変化も自律神経が乱れてしまうきっかけになります。気圧変化に対応しようとする交感神経が通常とは異なるリズムで働くために、強いストレスがかかってしまいます。偏頭痛もこのメカニズムがその原因の一端となっているのです。

花粉症による体調不良

3月ごろはスギやヒノキの花粉が多く飛沫する季節です。多くの方がアレルギーを持っているこの花粉を吸い込んでしまうと、免疫機能が過剰に活動してしまい、くしゃみや目の痒みに加え、体力の低下、眠気や体のだるさを感じることもあるでしょう。

春に、何だかだるい気がすると感じている方は、花粉症の延長線上の症状が出ているのかもしれません。

花粉症の対策方法について、詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

新生活のストレス

春といえば、新生活が始まる季節。進学に就職、転勤や異動など新たな環境に飛び込んでいくという方も多いのではないのでしょうか。

慣れない環境で緊張していると、強いストレスを感じてしまうこともあるでしょう。その結果、自律神経のバランスも乱れやすくなってきてしまいます。

春バテの対策

それでは、どのような対策が取れるのでしょうか。

春の体調不良の大きな原因である自律神経の乱れは、交感神経と副交感神経のリズムが崩れることで起きてしまいます。つまり、規則正しい生活を行うことが重要だということです。日中は活発に活動し、夜には寝る。まずはこの基本的な生活を心がけてみましょう。加えて、以下の方法も挙げられます。

3食しっかり食べる

1日3食のリズムが大切です。特に朝食は欠かせません。寝ている間に下がってしまった体温が上がり、消化のために副交感神経が働きます。食事を摂らないままだと交感神経が優位に立っているままの状態が続いてしまい、自律神経のバランスが崩れてしまうのです。

軽い運動を取り入れてみる

長くゆっくり行える有酸素運動がオススメです。ウォーキングやサイクリングなどの運動は自律神経のバランスを整えてくれるセロトニンという物質が分泌されます。いつもより1駅、2駅多めに歩いてみたり、階段移動をするようにしてみたりなど、ちょっとした工夫で運動の時間を増やしてみてください。

しっかりと入浴する

シャワーだけでなく湯船に浸かることで、副交感神経が働き、自律神経が整います。ストレスを感じた日や新しい環境や人に出会った時はぜひ湯船に浸かってリラックスしてみてください。

衣服で体温調整

体が急激に冷えたり、暑くなったりすることで自律神経はバランスを崩していきます。持ち運びのできるストールやカーディガンを用いて、こまめな調整をしてみるとよいでしょう。

花粉症対策

花粉症は早めの対策が肝です。花粉を実際に感じる少し前からマスクやメガネなどで花粉に触れない状況をつくり、花粉の飛び始める2週間前くらいから花粉症対策の薬を飲むなどしてみてください。

まとめ

いかがだったでしょうか。春の体調不良を感じている方へのヒントとなれば幸いです。

春は新生活の始まる季節。環境は変わらずともまたここから頑張って行こうと、多くの方が思う節目の季節なのではないでしょうか。

そんな季節だからこそ、自分自身の体の様子をしっかり観察し不調があればすぐに対処してあげることが大切です。自律神経を整えるのは一朝一夕でできることではありません。これからも健康な生活を心がけていきましょう。

監修

コンシェルクリニックグループ代表

医療法人社団航路会理事長


小谷 航(こたに わたる)

グループには、コンシェルクリニック歯科クリニック新宿本院・市ヶ谷コンシェル歯科クリニック・金町コンシェル歯科クリニック・コンシェルこまえ耳鼻科クリニック・id美容クリニック・東村山歯科矯正歯科・コンシェルデンタルラボ等を擁し、各種専門医が協力して顎顔面領域に特化した医療を提供している。


この記事を読んだ方は他にこんな記事を読んでいます。

投稿者プロフィール

くま先生
くま先生
くま先生は幼少期に歯を痛めたことで歯磨きの重要さを身に染みて感じるようになった。
親切な歯科医の先生のもと、自分も歯医者さんになって子どもたちに歯磨きの大切さを教えることを目指す。
歯科医になったくま先生は、歯科医としての診療のほかに歯と健康の知識を世に啓蒙するためにサイト「くま先生」の立上げを決意した