鼻腔と咽頭の移行部にあたる上咽頭という場所にあり、口蓋扁桃と似たリンパ組織です。
咽頭扁桃そのものを示す場合もあれば、咽頭扁桃が病的に腫大している状態を示すこともあります。
アレルゲン(ほこり,花粉,ペットの毛など)により引き起こる疾患です。
鼻腔、口腔に続き、下方は喉頭、食道に至る管腔で、気道および消化管の一部です。
構造は、上から上咽頭、中咽頭、下咽頭に分かれています。
特定の周波数の音を発する金属製の器具です。
患者の聴力の評価や感覚障害の有無など、末梢神経障害の検査に使用されます。
耳介から外耳道に何らかの原因で炎症が生じた状態です。
多くの場合、耳掃除の際、外耳道に小さな傷ができ、そこから細菌が感染することで生じます。
症状として、耳の疼痛や耳漏、難聴があります。
上方は舌骨大角の高さ。
喉頭蓋谷に始まり、輪状軟骨下縁の高さまでで食道に続く部分です。
前方に喉頭があり、喉頭の両側で食道に移行する部位に梨状陥凹をつくります。
内耳を形成する器官の一つです。
音を感知する機能を持つラセン器(コルチ器)があります。
のどの粘膜や周囲のリンパ組織におこる急性の炎症です。
咽頭扁桃と口蓋扁桃の両方に急性炎症があります。
主に細菌による中耳の急性感染症です。
主に細菌による中耳の急性感染症です。
副鼻腔に発症する急性の感染症です。
発症から4週間以内のもので、鼻閉・鼻漏・後鼻漏・咳嗽(がいそう)などの呼吸器症状や頭痛、顔面の圧迫感を伴うことがあります。
口腔内でおこる咀嚼や唾液の分泌といった動作・現象によって自然に生じる清浄力です。
外耳道の奥にある円形の膜です。
鼻や副鼻腔の壁(粘膜)が炎症によって腫れて垂れ下がり、キノコ状になったものです。
片側の場合もありますし、両側の鼻の中にできることもあります。
鼻腔からの空気の通り道です。
咽頭扁桃(アデノイド)や耳管咽頭口が存在します。
中耳鼓室内に滲出液が貯留している病態です。
好発年齢は3~6歳の小児期です。
中耳の鼓室内に本来存在しない扁平上皮細胞が侵入している状態です。
一種の皮膚垢の貯留をいいます。
真珠種の増大とともに周囲の骨を破壊し、耳小骨や顔面神経、外側半規管を障害し、難聴や顔面神経麻痺、めまいをきたします。
声を酷使したり、喫煙などで慢性的に声帯が刺激されると発症します。
重力により舌の根元が咽頭に落ち込んで気道を塞いでしまうことをいいます。
一般的には加齢による筋力の低下によって舌根沈下が起こり、睡眠中にいびきなどを引き起こします。
また、意識レベルの低下した患者、寝たきりの高齢者、重度の心身障害児などが起こしやすいです。
慢性副鼻腔炎のことです。
急性副鼻腔炎の症状が12週間以上に渡って消失せず、咽頭腔内視鏡で鼻茸、中鼻道の粘膿性鼻漏、中鼻道の浮腫または閉塞の1つ以上の所見があります。
上方は軟口蓋(なんこうがい)の高さで、下方は舌骨大角(ぜっこつだいかく)の高さまで。
前方は硬軟口蓋の境界部より口腔に通じ、後方は頚椎(けいつい)です。
口蓋垂、口蓋扁桃、舌扁桃が存在します。
鼓膜の動きや、鼓膜に対する圧力のかかり方などを調べる医療機械です。
薬液を超音波で霧状にして、鼻やのど、気管、肺に行きわたらせる医療機器です。
口腔の奥の食道と気管に通じる部分です。
呼吸と嗅覚をつかさどり発声を助けます。
また、広く脊椎(せきつい)動物の体の先端の皮膚が陥入(かんにゅう)し嗅神経が分布する腔所をさします。
外的刺激(スギ花粉、ハウスダスト、ウイルスや細菌感染)により、くしゃみや鼻水、鼻詰まりなどの炎症症状をきたします。
出血はしたたり程度から、激しい流出にまで及ぶ可能性があり、その結果は軽微な不快感から生命を脅かす出血におよぶ場合までさまざまです。
鼻の穴を左右に隔てている壁を鼻中隔といいます。
この鼻中隔が強く曲がって(湾曲して)いるせいで、鼻詰まりやいびき、嗅覚障害といった症状が慢性的に現れる病気です。
鼻腔に隣接した骨内に作られた空洞のことです。
前頭洞、篩骨洞(しこつどう)、蝶形骨洞(ちょうけういこつどう)、上顎洞の4つがあります。
内面は鼻粘膜の続きで覆われています。
顔面への衝撃を緩和したり、鼻粘膜の乾燥予防や空気ろ過に関与したりし、粘膜には線毛があり、ウイルスやほこりを副鼻腔外に除去する作用があります。
中耳炎後に鼓膜穿孔が遺残した病態です。
急性中耳炎発症後3ヵ月以降も穿孔が閉鎖しない場合は、慢性化したと考えられます。
聴覚と平衡覚をつかさどる器官です。
外耳道(がいじどう)にある耳垢線から出る分泌物に、剥がれ落ちた表皮細胞や毛髪、ほこりなどが混ざってできたものです。
耳の中から膿などの液体が出てくることです。耳漏(じろう)ともいいます。
内耳にリンパが過剰にある状態(内リンパ水腫)が病気の本態ですが、原因はわかっていません。
突然のめまい、難聴、耳鳴りが3大症状です。
これを繰り返した場合、メニエール病が疑われます。
自分自身が感じている身体の感覚と周囲空間の認識ズレによる錯覚ないしは異常感です。
症状はさまざまあり、周囲の物がぐるぐる回る、ふわふわして頭の浮いている感じ、たちくらみのような感じなどです。
よだれを流すことです。
唾液過多ともいいます。
唾液分泌過多、閉口障害、嚥下(えんげ)困難、顔面麻痺などが原因で起こりやすいです。
内耳の中の三半規管に耳石の細かい破片が流れることにより生じるめまい。
回転性のめまいが多く、寝起きや寝返りなどの頭の位置を変えたときにおこります。
加齢以外に、難聴の原因がないものを老年性難聴といいます。