皮膚、リンパ節、肺、眼、心臓などに多臓器にわたる原因不明の疾患で、
指定難病の一つである。
サルコイドーシスは、とくに男性は20歳代、女性は50歳代以降に多くみられる。両側の肺門リンパ節、肺、皮膚の罹患頻度が高い。ただし、肝臓、脾臓、リンパ節、心臓、神経とさまざまな臓器に罹患することもある。
サルコイドーシス発見時の1/3は無症状といわれる。
視力低下、霧視(むし:かすみがかったようにみえること)や飛蚊症(虫が飛んでいるように小さい点が動いて見えること)、羞明(しゅうめい:まぶしく感じること)などの眼症状で発見される場合が多い。
皮疹、咳嗽(がいそう)、呼吸困難感、倦怠感、発熱、関節痛などがある。