個々の物体が持つ固有振動数と同じ振動数を外部から与えることで、物体が振動を始める現象である。
医療に関係する共鳴で代表的なものはMRIである。MRIは磁気共鳴断層画像であり、強力な磁石を利用して磁場をつくり、特定の周波数の電波を体に当てることで、体内の水素原子が特定の配列になる(磁気共鳴)。この共鳴を利用した画像診断がMRIである。
他に、声門でつくられた喉頭原音が、鼻腔や口腔、咽頭腔などの管腔に共鳴し音声となって外界に放出される。管腔形態の変化により音色に変化が生じる。