口腔の周囲に存在し、唾液を分泌する組織である。
導管は口腔内へ開口しており、大唾液腺(耳下腺・顎下腺(がくかせん)・舌下腺)と小唾液腺がある。
唾液は95%が大唾液腺から分泌される。耳下腺からは漿液(しょうえき)性(さらさら)の唾液が分泌され、顎下腺や舌下腺からは粘液性(ねばねば)の唾液が分泌される。唾液には、抗菌・殺菌作用、消化作用、自浄作用などさまざまな役割がある。