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どうして虫歯になるの?くま先生が教える虫歯の原因と対策!

健康な生活を送るためには欠かせない歯。

いつまでも食事を思う存分楽しむために、大事にしたいですよね。しかし、毎日歯磨きをしているのにも関わらず虫歯になってしまったという経験がある方も少なくないのではないでしょうか。

なぜ、人は虫歯になるのでしょうか。原因がわかれば自然と対策もできるでしょう。

歯のコンシェルジュくま先生と診察に来た患者さんの会話から、「どうして虫歯になるのか」について学んでいきましょう。

虫歯のメカニズムを知ろう

ここ、虫歯になっていますね。

やっぱり!最近痛かったんですよね。
毎日歯磨きはちゃんとしていたんですけど・・・。

磨き残しがあったのかもしれませんね。
そもそも、なんで虫歯ができてしまうか、知っていますか?

あれ、そういえば、なんでだろう。
虫歯になる原因とか、実はよく知らなかったかもしれません。菌が繁殖して、とかですか?

そうですね。シンプルにいえば、虫歯の原因は、「口内に細菌と細菌のエサがあるから」です。エサを食べて、元気になった細菌が歯を溶かしたり悪さをします。

なるほど、歯磨きは、細菌のエサをなくすために行うわけですね!

磨き残しがあると、細菌はどんどん元気になってしまうので、しっかりと磨くようにしましょう。

虫歯の原因は「虫歯菌」

口内にはどんな細菌がいるんですか?

口の中にいる細菌は、「虫歯菌」「歯周病菌」「常在菌」の3つがあります。
主に虫歯の原因になるのは、名前のとおり「虫歯菌」ですね。この「虫歯菌」は砂糖を主な栄養源としています。

その「虫歯菌」が増えると、虫歯になっていくわけですね!
「甘いものを食べると虫歯になりやすい」ってのはなんとなく知っていたんですけど、実際に菌の栄養になっているんですね。

ええ。そしてこの「虫歯菌」は口の中で“酸”を放出します。「虫歯菌」が増えれば増えるほど、この“酸”の量が増えていって、虫歯になっていくわけですね。

“酸”ですか?

そうです。虫歯菌が出す“酸”は歯を溶かすほど強いんです。
歯の外側にあるエナメル質という硬い組織や、エナメル質の内側にある象牙質という組織が溶かされてしまい、虫歯になるんです。

確かに、私は甘いものが好きで、キャンディーやキャラメルをおやつでよく食べているので、それで人一倍虫歯になりやすかったんですね。
原因がわかってスッキリしました!

歯並びも虫歯の原因

原因はそれだけじゃありません。
食生活だけでなく、歯並びや生まれつきの歯のエネメル質の丈夫さも関係しているんです。

食生活だけを改善するだけでは、ダメなんですか!

もちろん食生活を見直すことも大事ですが、例えば、ここの歯は隣の歯と少し重なり合っているところがありますよね。
こういった歯並びが良くないところは、時間をかけて丁寧にブラッシングしていても、歯ブラシが届きにくく、汚れが溜まってしまいやすいんです。
それで虫歯にもなりやすくなってしまいます。

虫歯予防のためにできること

また、歯磨きの癖も関係しています。

癖ですか?
歯磨きは毎日のルーティンというか、ぼんやりやってしまっていて、磨き方はあんまり意識していなかったかもしれません。

同じところばかりを磨いてしまっていたり、奥歯までちゃんと歯ブラシが届いていなかったのかもしれませんね。
そういう場合は、やっぱり汚れが除去できず溜まってしまうので、虫歯になりやすくなってしまいます。
正しい歯の磨き方を知りたい方は下記の記事を読んでみてください。

ありがとうございます!
自分だと癖に気づけないので、しっかりと歯の磨き方を覚えるようにします。

虫歯予防や大切な歯を守るためには歯磨きが一番重要なんです。
何歳になっても、自分の美しい歯で食事を楽しめるように取り組んでいくことが大切です。

わかりました。
歯医者って、痛いとか、怖いとかってイメージもあったんですけど、ある意味で、お口のパートナーのような存在なんですね。

いいことを言いますね!
おっしゃる通りです。

唾液で予防?

歯磨きをしっかりとやることの大切さはよくわかったのですが、歯磨きの他に、「虫歯になりにくくなる方法」とかないんですか?
いますぐできるようなやつがいいです!

うーん、そうですね。
歯に良くて、簡単にできることと言えば「唾液を出すこと」でしょうか。

唾液を出す?
そうするとどうなるんですか?

普通、口の中は「中性」なんですが、食事をすると一気に「酸性」に変化するんですよ。

酸性!?
 “酸”ってことはやっぱり歯は溶けちゃうんですか?

酸性の状態が長く続くと、溶けやすくなって、虫歯のリスクが高まりますね。
そこで、唾液です。唾液には、酸性を中性に戻す「重炭酸塩」という成分が含まれているので、口内が酸性になっても中性に戻す働きがあります。

つまり、唾液が出れば出るほど、虫歯になりにくくなるんですね。

はい。唾液を出すためには、水分を摂取することが重要になってくるので、寝る前や歯磨きをしたあとなどに水分を摂ると効果的です。
ただ、利尿作用のあるコーヒー・緑茶・アルコールなどは逆効果になってしまうので注意です。

今日から実践してみます!家で待っている家族とか、友人にも教えてあげたくなりました。

ぜひ!ご家族にということであれば、少し細かい話になりますが、ご高齢の方だったり高血圧などの持病がある方は、加齢や薬の副作用で唾液を出す機能が低下している場合もあります。
お年を召されてから虫歯が増えたという方はこれが関係している可能性もあるんですね。
そういった方は、口のなかをしっかりと保湿していくことが大事なんです。

なるほど。虫歯の原因から、その対処法まで、よくわかりました。
本日はありがとうございました!

まとめ

くま先生と患者さんとのやり取りから、なぜ虫歯ができるのか、そしてそれを防ぐためには歯磨きがとても重要であるということが改めてお分かりいただけたでしょうか。

患者さんがそうであったように、歯並びのせいで磨けていない部分や、自分では気がつくことのできなかった歯磨きの癖があるかもしれません。歯を診てもらうとともに、ブラッシングを改善し、いま生えている歯を大事にしていきたいですね。

監修

コンシェルクリニックグループ代表

医療法人社団航路会理事長


小谷 航(こたに わたる)

グループには、コンシェルクリニック歯科クリニック新宿本院・市ヶ谷コンシェル歯科クリニック・金町コンシェル歯科クリニック・コンシェルこまえ耳鼻科クリニック・id美容クリニック・東村山歯科矯正歯科・コンシェルデンタルラボ等を擁し、各種専門医が協力して顎顔面領域に特化した医療を提供している。


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投稿者プロフィール

くま先生
くま先生
くま先生は幼少期に歯を痛めたことで歯磨きの重要さを身に染みて感じるようになり、歯科医を志した。
歯だけでは治療が完結しないことからも、診療の傍らで医療分野全体における「歯と健康の知識」を世に広く啓蒙している。
歯科における審美治療にも携わるとともに、韓国美容にも精通している。