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口腔外科って知ってる?くま先生が口腔外科を解説

本日はくま先生が口腔外科について解説していきます。

口腔外科って何?

口腔外科とは、口の中や顎、顔面やその周囲の疾患を治療する診療科のことです。

歯科の診療科の一つである「歯科口腔外科」がこれに該当します。外科という名前のイメージの通り、口腔外科では口周りの外傷を診たり、口腔がんの治療を行うことも範囲ですが、街の口腔外科では圧倒的に親知らずの抜歯が多いです。

また口腔外科医と名乗るには、日本の場合は歯学部・医学部のどちらの出身でも問題ありませんが、歯学部出身の歯科医師が大半を占めていますが現状です。口腔外科医の中には、歯科医師と医師の2つのライセンスを有する人がいますが、非常に稀なケースと言えるでしょう。

それとは対照的に、ドイツでは全身麻酔下で手術を行う顎顔面外科では医師と歯科医師のダブルライセンスが必要です。対象症例は幅広く、口腔癌、良性腫瘍、口唇口蓋裂、先天奇形、顎変形症、外傷、膿瘍や炎症など多岐にわたります。

口腔外科の歴史

口腔に関する手術は古代から行われていて、エジプトにおいては、B.C.1500年頃のパピルスに歯肉膿瘍、 顎骨骨折の外科的治療の記録が残されています。

ギリシャ時代には医学の父として有名なヒポクラテスが顎関節脱臼の整復法や顎の骨折の固定法や抜歯の適応症なども記載されています。

口腔外科は、医科と歯科に共通し、長い歴史を活かしながら、今後も口腔領域に集中して最善の治療を行っていく診療科と言えるでしょう。

口腔外科の一般的な適応項目

■埋まっている親知らず
 顎の骨に埋まっている親知らずのトラブルなど。
 親知らずについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

■顎関節症
 お口が開かない、顎を動かすと痛みがある、お口を開け閉めすると顎から音がするなど。

■歯茎や、顔、顎の炎症
 歯茎や顔が大きく腫れる、歯が原因となっている蓄膿(歯性上顎洞炎)

■お口の中の粘膜の異変
 中々治らない口内炎や、お口の中の粘膜の痛みなど。

■外傷
 転倒して、歯をぶつけて折れた・欠けた、抜けたなど。

■小帯の異常
 発音に影響のある舌小帯の異常など。レーザーを用いて小帯切除を行い治療します。

■口唇口蓋裂
 口唇の一部に裂け目を認める口唇裂・口蓋裂など。

■味覚障害
 コロナの後遺症で有名となった味覚障害。味がしないといった悩みや味が薄く感じるようになったなど。
 また、舌苔が原因の味覚障害の方も多くいらっしゃいます。舌苔について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

■神経疾患
 顔面神経麻痺や顔面神経痛など。

■その他、心の悩みなども含みます
 欠損した歯の代わりのインプラント治療・気になるお口の匂いやお口の渇きなど。
 また、どことなく痛いといったお口に関する不定愁訴など。

監修

コンシェルクリニックグループ代表

医療法人社団航路会理事長


小谷 航(こたに わたる)

グループには、コンシェルクリニック歯科クリニック新宿本院・市ヶ谷コンシェル歯科クリニック・金町コンシェル歯科クリニック・コンシェルこまえ耳鼻科クリニック・id美容クリニック・東村山歯科矯正歯科・コンシェルデンタルラボ等を擁し、各種専門医が協力して顎顔面領域に特化した医療を提供している。


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投稿者プロフィール

くま先生
くま先生
くま先生は幼少期に歯を痛めたことで歯磨きの重要さを身に染みて感じるようになった。
親切な歯科医の先生のもと、自分も歯医者さんになって子どもたちに歯磨きの大切さを教えることを目指す。
歯科医になったくま先生は、歯科医としての診療のほかに歯と健康の知識を世に啓蒙するためにサイト「くま先生」の立上げを決意した