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歯科衛生士になるために!歯科衛生士の魅力と業務について紹介

歯のことを先生から教えてもらって、「歯科衛生士」になりたいと思うようになりました!

おお!それはいいですね!

それで、業務内容と、先生から見た歯科衛生士の魅力を教えて欲しくて…。

わかりました!今日は、歯科衛生士について詳しくお教えします

歯科衛生士とは

歯科衛生士とは、歯科疾患の予防及び口腔衛生の向上を図ることを目的として、人々の歯・口腔の健康づくりをサポートする国家資格の専門職です。

歯科衛生士の魅力

①たくさんの働く場所がある

歯科衛生士の勤務先として1番多いのは歯科診療所ですが、その他にも病院や市区町村、介護保険施設など、さまざまな働く場所があります。

歯科衛生士の求人倍率も毎年非常に高く、求人の数だけ選択肢もあるため、一人ひとりに合った条件の勤務先を見つけることができます。

②全国どこでも働くことができる

歯科衛生士は国家資格の専門職であるため、歯科衛生士免許があれば日本全国の歯科診療所で働くことができます。

職業によっては転職で同じ職種に再就職することが難しいこともあると思いますが、歯科衛生士であれば環境の変化があっても長く仕事を続けることができます。

③キャリアアップを目指すことができる

日本歯科衛生士会では、各専門分野に貢献できるように各種認定研修を行っています。認定試験などで高度な業務実践の知識や技能を有すると認められた歯科衛生士には認定証が交付されます。

認定歯科衛生士の資格を取得すると、その分野でのキャリアアップを目指すことが可能となるので、歯科衛生士としての活躍の場を広げることができます。

歯科衛生士になるためには

歯科衛生士として働くためには、国家試験に合格して歯科衛生士免許を取得しなければなりません。また、国家試験の受験資格を得るためには文部科学大臣指定の歯科衛生士学校、都道県知事指定の歯科衛生士養成所に3年以上通い必要な知識や技能を修了する必要があります。

歯科衛生士国家試験は年に1回、毎年3月初旬に実施されます。国家試験に合格すると厚生労働大臣が歯科衛生士名簿に登録し、歯科衛生士免許証が与えられます。

歯科助手との違い

歯科衛生士と歯科助手の1番の大きな違いは、国家資格の有無です。歯科衛生士として働くためには国家資格が必要となりますが、歯科助手は資格がなくても働くことができます。

そのため、“歯科助手は患者さんの口腔内に手を入れてはいけない”ということが法律で決められており、診療補助の中で歯科助手が行えるのはバキュームで唾液を吸い取ったりするなどの簡単な作業に限られます。

歯科衛生士の三大業務

①歯科予防処置

歯垢や歯石を専門的に取り除き、フッ化物を塗布したりするなど、患者さんの口腔内に直接触れながら虫歯や歯周病を予防していきます。

②歯科診療補助

歯科医師の診療がスムーズに進むようサポートします。また、歯科医師の指導のもと治療の一部を担当します。

③歯科保健指導

患者さんに歯の磨き方や食生活、生活習慣などの指導を行います。幼稚園や小・中学校、介護施設などに出向いて指導を行うこともあります。

歯科助手の仕事

①受付や会計業務

歯科医院に来院された患者さんの受付、診察券や保険証の確認を行います。診療が終わったら医療費の会計業務も行います。その他メールや電話対応、診察スケジュールの管理をするのも仕事のうちのひとつです。

②患者さんの案内やアシスタント業務

診療開始前には患者さんを診療室までご案内します。また、治療中はバキュームで唾液を吸い取る、治療器具をタイミングよく渡すなどの介助を行うこともあります。治療を終えたら使用した器具の洗浄や滅菌を行います。

③レセプト作成業務

レセプトは“診療報酬明細書”とも呼ばれており、患者さんが負担する分以外の医療費を市区町村や健康保険組合などの保険者に請求するために必要となる書類です。

しかし、レセプト作成には専門的な知識が必要となるため、有資格者の歯科助手が担当することが多いです。


監修

コンシェルクリニックグループ代表

日本抗加齢医学会 専門医


小谷 航(こたに わたる)

現在は全国10院で各種専門医が協力して顎顔面領域に特化した医療を展開しております。治療のコンセプトはアンチエイジング、究極の予防を標榜しております。
アンチエイジングの考え方のもと、皆様と一緒に長い人生を歩んでいければと考えております。よろしくお願いいたします。


コンシェル歯科クリニック

投稿者プロフィール

くま先生
くま先生
アンチエイジングをコンセプトに治療するくま先生。歯や美容医療や薬など得意分野は多岐に渡る。教えてくま先生!と言われれば、一人ひとりの患者さんに寄り添ったコンシェルジュ的な存在として、どんな分野でも的確にアドバイスしていきます。患者さんだけでなく、先生たちにもアドバイスするよ。みんな、頼ってきてね。