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冷たいもので歯がしみる原因って?

最近、冷たい食べ物や飲み物を飲むと歯がしみるんです…

冷たいもので歯がしみるのには虫歯だけではなく、いろいろな原因があるんです!

どうしたらいいのでしょうか?

では、今回は冷たいもので歯がしみる原因とその対処法についてご紹介します!

虫歯でしみる場合の症状

虫歯が原因で冷たいものがしみる場合の痛みは一時的なものではなく、10 秒以上続きます
。虫歯の症状が進行し、歯に穴が開くと、歯の神経が外部からの刺激に弱くなり、歯がしみ
たり、痛くなることがあります。

虫歯で歯がしみる場合ですと、歯のエナメル質が溶けて、虫歯が象牙質に達しています。
軽度の虫歯の場合、進行を遅らせるためにプラークを取り除いたあと、フッ素塗布で歯の
再石灰化を促進する治療を行います。虫歯が進行するにつれて、詰め物や根管治療などを
行う必要がありますので、治療回数が増えていきます。

歯周病

歯周病になると、歯茎の中の歯の根が露出するため、歯がしみることがあります。歯周病
は進行すると、歯の周りの歯茎や歯を支える骨が溶け、最終的には膿が出たり、歯が抜け
たりします。

それだけでなく、全身に深刻な影響を及ぼします。 症状が進行しても自覚症状がない場合が多く、歯に冷たいものが触れてもたまにしみる程度です。最終的に歯を失うことになるため、非常に恐ろしい病気です。 歯を磨くと歯茎から出血する、歯茎が赤く腫れている、歯茎が膿で腫れている、歯茎がむず痒い、などの症状がある場合は、歯周病の可能性があります。

歯周病の症状は、痛みを感じにくいので、上記のような症状がある場合は、すぐに歯科医院に行きましょう。軽度の場合は歯のクリーニングで歯石の除去、症状が進行している場合は被せもの、または神経の治療を行います。

知覚過敏

知覚過敏とは、冷たいものを飲んだり食べたときにズキッと痛い、しみたりする状態のことを指します。冷たい食べ物や飲み物で歯の痛みを感じるのは、象牙質が露出していることが原因と言われています。これにより、知覚過敏になりやすいといわれています。

痛みは一瞬で、持続するわけではないので、なかなか歯科医院に行こうという気持ちになりづらいかもしれませんが、知覚過敏の症状を感じたら、歯科医院で痛みをとる治療を行いましょう。歯科医院では、象牙質を刺激から守るために薬剤の塗布やレジンをコーティングする治療を行います。

もしくは、知覚過敏があるところにレーザーを照射することで、数日で症状が緩和されます。しかし、知覚過敏の症状の中に虫歯や歯周病が隠れている場合もありますので、きちんとした原因をしるためにも歯科医に相談しましょう。ご自宅でのケアですと、フッ素や硝酸カリウムなどが配合されたタイプの歯磨き粉をご使用になられることをおすすめします。また、歯磨きをする際には、ゴシゴシと磨かずに優しく磨くようにしましょう。

マウスピース作成がお勧め

歯の食いしばり、歯ぎしり、強い力での歯磨きケアを行うことでエナメル質が削れ、象牙質が少し露出した状態になることがあります。

歯ぎしりや食いしばりは歯のエナメル質をすり減らし、さらに過度に力がかかることで歯に、ひびが入る可能性があります。また、ひび割れの大きさにより、冷たいものの刺激が神経に伝わりやすくなっています。歯ぎしりや食いしばりを防ぐためにも、歯科医院でマウスピースを作ってもらうことをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか?むし歯や歯周病は、自然治癒するものではないので、そのままほっておくとどんどん症状が進行していきます。歯がしみるだけだからと甘く見てはいけません。あまりにも症状が悪化している場合は抜歯になるため、歯科医院を受診し、定期的な検診とクリーニングを受けることが大切です。

冷たいものが歯にしみるのには様々な原因があり、ご不安に思われる方も多いと思います。最近、冷たいものが歯にしみるようになったと感じる方はぜひ、お気軽にコンシェル歯科クリニックにご相談ください♪

投稿者プロフィール

くま先生
くま先生
アンチエイジングをコンセプトに治療するくま先生。歯や美容医療や薬など得意分野は多岐に渡る。教えてくま先生!と言われれば、一人ひとりの患者さんに寄り添ったコンシェルジュ的な存在として、どんな分野でも的確にアドバイスしていきます。患者さんだけでなく、先生たちにもアドバイスするよ。みんな、頼ってきてね。