くま先生!
どうされました?
矯正治療を始めたいんですが、実はインプラントを昔いれてしまっていて。
その場合でも歯科矯正はできるんでしょうか?
よい質問ですね。
そうしましたら今回は、「インプラントがあっても歯科矯正治療はできるのか」詳しく解説していきますね!
よろしくお願いします!
目次
結論から申し上げますと、インプラントを入れていたとしても歯科矯正治療自体は可能です。
ただし、矯正治療で事前に歯並びを理想的な位置に整えてから、インプラントを入れていただく方が望ましいです。
また、インプラントは一度配置すると動かすことができません。
歯を動かすのに必要な歯根膜がなく、インプラント自体が顎の骨としっかり結合してしまっているからです。
インプラントを埋入している場合、その部位は動かせないので、周りの自分の歯を動かして矯正治療を行っていきます。
歯列が正しい位置にある場合は、先にインプラントを入れてから矯正治療を行える場合もあります。
そうでない場合は、残りの歯だけきれいに歯が並んでいるとインプラントの位置に違和感が生じてしまう恐れがあります。
ですので、矯正治療によってある程度適切な位置に歯列を移動させてから、インプラントを埋入する方が後々のトラブルが少ないといえるでしょう。
もしもインプラントの位置に違和感が生じた場合は、矯正治療終了後にインプラントを交換する選択肢もあります。
インプラントを複数入れている場合は、矯正治療を行ったとしてもきれいな歯並びにするのが難しい場合があります。
上記でもお伝えした通り、インプラント部位は全く動きませんので、複数インプラントがあると余計に歯の可動域が狭まるからです。
ただし、歯並びの状態によっては複数インプラントが埋入されていたとしても問題ない場合もありますので、詳しくは矯正相談の時に担当医に確認してもらってくださいね。
インプラントと矯正治療は同時に治療を行うことはお勧めしません。
治療部位の骨の状態などに大きく左右されますが、顎の骨とインプラントが結合するためには、一般的には3か月前後の期間が必要といわれています。
完全に治癒するまでの間、インプラント部位に矯正器具を装着する等の負荷をかけることができません。
「インプラント矯正」という言葉をなんとなく聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この言葉だけ聞くと、インプラント治療と矯正治療が同時にできると勘違いされてしまう方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、全く別の治療法となります。
インプラント矯正(アンカースクリュー矯正治療)とは、直径1.5mm程度の金属製の小さなスクリューを歯茎の骨に埋入し、それを固定源として歯を移動させていく矯正治療です。
通常の矯正治療の場合、奥歯を固定源として歯を動かしていくため、奥歯も少なからず前に移動させてしまいますが、アンカースクリュー矯正の場合、動かしたい歯のみをピンポイントに動かすことができます。
一般的な矯正治療と違い、アンカースクリュー矯正は歯列全体を移動させることが可能なので、大幅に治療期間を短縮させることができます。さらに、ガミースマイル、口ゴボなどのお悩みを改善させる効果が期待できます。
いかがでしたでしょうか。
インプラントや矯正治療、どちらを先にやるべきか迷われている方は、1番に矯正治療、2番目にインプラントの順番で治療を行ってください。
また、インプラントが入っていても問題ない場合も多いので、諦めずにまずはご相談くださいね♪
また、歯科矯正医と口腔外科医が在籍しているクリニックだとスムーズに連携がとれますので、最良の治療計画を立てられることができます。
コンシェル歯科クリニックでも、インプラント認定医と矯正専門医が在籍しておりますので、ご興味のある方は是非コンシェル歯科クリニックにご相談ください♪
コンシェル歯科クリニック 新宿院
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