くま先生!
どうされました?
私、アナウンサーを目指しているんですが、滑舌が悪いのが悩みで、、。
舌のトレーニングをしたら滑舌が改善するかもしれません!
また、舌の位置ってどこに置かれていますか?
舌の位置、、ですか?
いままで気にしたことなかったんですが、前歯の裏、、ですかね?
それは、滑舌や歯並びに悪影響をもたらすんですよ!
また、正しい舌の位置を意識することでさらに小顔にもなれちゃうんです!
ええっびっくり!?そうなんですか?詳しく教えてください!!
そうしましたら今回は、「正しい舌の位置について」詳しく解説していきますね
よろしくお願いします!
皆様、舌の位置は普段どこに置かれていますか。
正解は、舌は上顎のスポットと呼ばれる部分に置くのが正しい位置です。
実は、前歯の裏側に舌をつけることで、歯に圧力がかかり、歯並びが悪くなりやすくなります。
また、舌の位置が下方にあることで唾液があまり分泌されなくなり、歯ぎしりやむし歯などの症状を引き起こす恐れがあります。
さらに舌を数年にわたって下方におくことで、舌の筋肉が弱まり面長な印象になります。
正しい位置に舌が置かれていないからといって、そこまで深刻な問題に発展しないだろうと思われる方も多いかもしれませんね。
舌は小さな筋肉ですが、それでも正しい位置に置かれていないと、さまざまな身体の不調に繋がるんです。
以下の症状がある場合、もしかしたら舌が正しい位置に置かれていないかもしれません。
口がぽかんとあいているお子様は低位舌(ていいぜつ)の可能性があります。
低位舌とは下方に舌の位置があることを指します。
子供の顔の骨格の成長のためにも舌を正しい位置に置くように教えてあげましょう。
舌が上顎についていることで、骨が刺激され、上顎が十分に成長します。
上顎が適切に成長することができないと、永久歯がきれいに並ぶスペースが確保できないので、歯並びや噛み合わせに悪影響をもたらします。
口腔筋機能療法(MFT)は、舌やお口周りの筋肉を強化し、噛み合わせや歯並びなどを整えていくトレーニング方法です。
矯正治療を行わなくても、一定期間この口腔筋機能療法(MFT)を続けることである程度噛み合わせが改善する方もいらっしゃいます。
以下のトレーニングをそれぞれ10回繰り返してみてください。
はじめは鏡を見ながら、正しい姿勢でトレーニングを行ってくださいね。
1, 舌で上顎を押し上げる
舌の先端で上顎を押し上げて5秒間キープし、もとに戻します。10回繰り返します。
2, 舌で鼻に触れる
舌を突き出し、鼻の先端に触れて10秒間キープしてから、もとに戻します。10回繰り返します。
3, 舌を下方に伸ばす
舌を下方に思いっきり伸ばし、10秒間キープしてもとに戻します。10回繰り返します。
4, 舌を左に突き出す
舌を突き出し、できるだけ左に舌を伸ばした体勢を10秒間キープしてから、もとに戻します。10回繰り返します。
5, 舌を右に突き出す
舌を突き出し、できるだけ舌を右に伸ばした体勢を10秒間キープしてから、もとに戻します。10回繰り返します。
6, ポッピングトレーニング
口を大きく開け、舌小帯を伸ばし、上顎で舌全体吸いあげます。
その体勢を5秒間キープしてから、舌で大きくポンッと音を立てて弾きます。10回繰り返します。
7, スプーンで舌の筋トレ
スプーンの取っ手を唇の間に置き、唇だけで10秒間所定の位置をキープします。
取っ手を歯の間に置かないよう注意しましょう。
また、床と平行に保つように意識してください。
慣れてきたら、スプーンに角砂糖などを置いて重量を増やしてみましょう。10回繰り返します。
慣れていないうちは、一連の動作を繰り返した後、かなり疲れてしまうと思います。
ただし、疲労感を感じるということはしっかりと舌の筋トレができているということなので、頑張って続けてみましょう!
舌を正しい位置に置いていないと、歯並びや噛み合わせに悪影響を与えてしまうのはもちろん、歯科矯正治療期間が延びてしまう恐れがあります。
また、せっかく歯科矯正をしてきれいな歯並びになっても後戻りしてしまう可能性も否定できません。
ですので、舌の位置を前歯の裏に置く等の歯に圧力を加える癖は改善しましょう。
いかがでしたでしょうか。
大人の方でも、正しい位置に舌を置くことを意識的に続けることで、頬や口周りの筋肉のバランスが整い、横顔がきれいになるなど、顔の印象が少しずつかわっていきます。
口角が上がり明るい印象にもなりますので、是非、口腔筋機能療法(MFT)をお試しくださいね♪
コンシェル歯科クリニック 新宿院