全身の伸展性が必要な組織(血管壁、肺、腱、皮膚など)に存在する線維状の蛋白質である。ゴムのように伸び縮みする性質を持つ。
体を構成する蛋白質の中では、コラーゲンに次いで多い。皮膚ではエラスチンがコラーゲン線維を束ねて真皮を支えている。加齢によってエラスチンが減少または変性することで、肌のシワやたるみが起こる。
紫外線や活性酸素、ストレスなどが、エラスチンを壊して老化を促進するといわれている。