紫外線を浴びることによる急性の皮膚障害である。日光皮膚炎(にっこうひふえん)ともいう。紫外線を浴びてから数時間後に皮膚が赤くなり、痛みを伴うようになるサンバーンと皮膚の色素沈着が引き起こされ黒く変化し、その後皮膚の剥離が生じるサンタンの2種類からなる。
サンバーンは、紫外線による毛細血管の炎症反応によって、血管の拡張や充血が引き起こされ、皮膚が赤くなる。紫外線量が皮膚のメラニン色素による防御反応を超えると、さらなる組織損傷が引き起こり、痛みや水疱形成を引き起こす。
サンタンは、紫外線によってメラニン色素の生成が引き起こされることによって起こる。