掻痒を伴う一過性、限局性の紅斑や膨疹(ぼうしん)である。
症状としては、突然境界明瞭な円形あるいは地図状のわずかに隆起した丘疹で発赤を生じ、激しい掻痒を伴う。膨疹は真皮上層の浮腫が本態で、全身どこにでも発生するが、摩擦あるいは圧迫されやすい部位に生じる傾向にある。ときに皮膚だけではなく粘膜にも生じ、咽頭部に生じた場合は嗄声(させいq・しわがれごえ)や呼吸困難を来す。膨疹は、通常数十分以内に収まり、長くても24時間以内に消退する。