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くま先生が教える韓国のインプラント事情

海外の歯に関するニュースって日本で生活をしているとなかなか入ってこないですよね。

歯科医療に関して、日本はその他の海外と比べて進んでいるのでしょうか?

今回は、インプラントについて日本と美容の先進国といわれている韓国を比較しながら見ていきましょう。

インプラントの普及率

そもそもインプラントとは、「人工の材料や部品を体内に入れることの総称」のことです。特に歯科では、歯が無くなってしまった箇所のアゴの骨に人工歯根を埋め込む治療法を指します。

少し前のデータになりますが、2012年の厚生労働省の調査によると、日本でこのインプラント治療を受けている人の割合は2.6%でした。

日本の割合は欧米諸国に比べても低く、先進国の中でも低いほうです。アジアがインプラントに消極的かというとそういうわけではなく、お隣の韓国はインプラント治療が普及しており、人口あたりのインプラント治療率は世界一といわれています。

その背景には、日本ではインプラント販売の許認可に時間がかかることやインプラント治療費が他の国と比べても高いことがあげられます。

インプラントについてより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

インプラントの費用

日本ではインプラント治療は自費診療に含まれ、保険適用外の治療ですが、韓国では一部保険適用となっているのです。

韓国において、インプラントは2014年にはじめて健康保険の適用項目に含まれ、主要健康保険政策評価2位として国民の満足度が非常に高い政策として認識され、高齢者にとっては必要な政策としてあがっています。

現在は65歳以上が健康保険の適用対象となっており、その本数は2本までとなっています。韓国の他にもインプラント発祥の地とされるスウェーデンなどでもインプラントは保険適用とされています。

日本ではインプラント治療費1本あたり35~50万円くらいかかってしまいますが、韓国では安いところで8万円くらいから、平均でも12~15万円くらいで治療ができます。

診療所やメーカーの数

現在日本では歯科診療所のうち、インプラント治療を行っている診療所は50%もありません。それに比べて韓国では90%近い診療所でインプラント治療を行っているのです。

韓国はインプラント需要も高く、インプラント治療ができる診療所も多いため、製造販売業者の数も多く競争も激しいです。日本で厚生労働省の許認可を得て、インプラントの製造販売をしている日本国産のインプラントメーカーは10数社ほどしかありませんが、韓国国内で流通している韓国産のインプラントメーカーは40社ほどあります。

インプラントの年間販売本数No.1の韓国のメーカー、『オステムインプラント』についてまとめた記事もあるので気になる方はご覧ください。

監修

コンシェルクリニックグループ代表

医療法人社団航路会理事長


小谷 航(こたに わたる)

グループには、コンシェルクリニック歯科クリニック新宿本院・市ヶ谷コンシェル歯科クリニック・金町コンシェル歯科クリニック・コンシェルこまえ耳鼻科クリニック・id美容クリニック・東村山歯科矯正歯科・コンシェルデンタルラボ等を擁し、各種専門医が協力して顎顔面領域に特化した医療を提供している。


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コンシェル歯科クリニック

投稿者プロフィール

くま先生
くま先生
くま先生は幼少期に歯を痛めたことで歯磨きの重要さを身に染みて感じるようになった。
親切な歯科医の先生のもと、自分も歯医者さんになって子どもたちに歯磨きの大切さを教えることを目指す。
歯科医になったくま先生は、歯科医としての診療のほかに歯と健康の知識を世に啓蒙するためにサイト「くま先生」の立上げを決意した