歯医者に行くと30分は何も食べないでくださいと言われるのですが、ホワイトニングの場合はどうなんですか?
実は、ホワイトニング方法によって最大2日間は注意して食事を取らないといけないんです!
2日間もですか!?実際どんなものを食べればいいのか教えてください!
近年、ホワイトニングをする方が増えてきました。
当院でもよく聞かれるホワイトニングをした後の食事についてご紹介します。
ホワイトニングでは歯の表面を保護するペリクルという薄い皮膜が除去されます。ペリクルが剥がれることで色が抜けやすい分、反対に普段より敏感で着色を起こしやすくなっています。
ペリクルが再生されるまでの12〜48時間は再着色しないように色の濃い飲食は避けることがホワイトニング効果の維持にとても大切です。
この時間は特に注意して食事をしましょう!
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの違いについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
【食べ物】
など
【飲み物】
など
これらの食べ物飲み物は共通して色が薄いものなので、ホワイトニング後の食事にぴったりです!
ただし調味料にも注意が必要です。
食パンに塗るものはジャムではなくバターにしてみたり、肉や魚料理は醤油やソースは使わずに塩胡椒やホワイトソースで味付けをしてみたり色の濃いものを避けて工夫してみましょう。
飲み物に関しては種類が少ないですが、しばらくは水などで我慢することをお勧めします。
ホワイトニング後は色の濃いもの・イソフラボンを含んだもの・酸性のものを避けるようにしましょう。特に避けたほうが良い食べ物は以下の通りです。
【色の濃い食べ物】
など
【色の濃い飲み物】
など
【イソフラボンを含んだ食べ物】
など
【イソフラボンを含んだ飲み物】
など
【酸性の食べ物】
など
【酸性の飲み物】
など
以上のものは、ホワイトニング直後に食べないよう心がけましょう。
特に、色の濃い食べ物飲み物はその色素が歯に付着しやすいのでホワイトニング後に摂取することは控えましょう。
シャツに飛んだカレーの色が取れなかったり、コーヒーやお茶を飲んだ後にコップに着色したりと、このような経験のある方がいるかもしれませんが、歯も同じようにホワイトニング後は特に着色しやすいので、注意が必要です。
また、豆腐や豆乳は白いので平気と思われがちですが、中に含まれるイソフラボンという成分がポリフェノールの一種で、歯の色素沈着の原因の一つとなるため注意しましょう。
酸性のものを控えていただきたい理由は、ペリクルが剥がれたことで歯が刺激に対して敏感な状態になっていて、酸味のものを摂取することで凍みて痛みが出ることがあるためです。
お付き合いなどで食事が避けられないとき、我慢ができないときもあるかと思います。
そんな時の対処法もありますよ。
すぐに歯を磨くことが一番ですが、難しい場合はうがいをするだけでも多少の着色を防げます。
また歯の表面が乾燥していると着色しやすいので、食事の前にはお水を飲んで歯を湿らせるといいですよ。
お茶やコーヒーを飲むときには、ストローを使用すると歯の表面に飲み物が当たることを防げるので是非活用してみてください。
いかがでしたでしょうか。
気をつけることが沢山ですが、あまりストイックになりすぎる必要もありません。
ご自身のできる範囲で工夫して白い歯を長期間キープできるようにしましょう。
監修
市ヶ谷コンシェル歯科クリニック
澤谷祐大(さわたに ゆうた)
獨協医科大学医学部歯科口腔外科にて研鑽を積み、2023年より市ヶ谷コンシェル歯科クリニックにて勤務。大学病院に行ってと言われた親知らず、どんな親知らず抜歯でも、市ヶ谷コンシェル歯科クリニック澤谷にお任せ下さい。
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