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インプラント治療のGBR法って?

くま先生!

どうされました?

インプラント治療の前に骨を増やす処置としてサイナスリフトはきいたことがあるのですが、GBR法という方法もあるとききました。
これらの違いについて教えていただけますか?

もちろんです。
そうしましたら今回はGBR法とサイナスリフトの違い、どんな手術なのかについてご紹介していきますね。

よろしくお願いします!

GBR法って?

インプラントとは、歯を失った部位に人工歯根を埋め込んで、人工歯を固定する治療法です。

GBR法とは、骨の再生を促進するために、人工骨や膜を用いた骨再生治療の一つです。

主にインプラント治療の前段階として行われます。

歯を失った部位は骨が吸収してしまっているケースが多く、その状態ではインプラント治療を行うことができません。

歯を失った部位にインプラントを埋め込むためには、充分な量の骨が必要です。

そのため、インプラント治療を行う前に、骨を再生し、インプラントを埋め込むための充分な骨量を確保する必要があります。

GBR法では、まず歯を失った部位に人工骨を補填し、膜でしっかり覆った後に歯肉を縫合します。その後、数か月後に再度手術を行い、補填した人工骨がしっかりと骨に変化し、インプラントを埋め込むための十分な骨量が確保されたかどうかを確認します。

GBR法は、骨再生の促進に効果があるため、インプラント治療の成功率を高めることができます。

一方、手術工程が複雑で、治療期間も長くなるため、患者様にとっては負担が大きいというデメリットもあります。

GBR法とサイナスリフトの違いは?

インプラント治療において、GBR法とサイナスリフトは骨の再生を促進するという目的は同じなのですが、それぞれ異なる方法で骨量を増やすことができます。

GBR法は、歯を失った部位に人工骨を補填し、膜でしっかり覆った後に歯肉を縫合します。

骨量を増やすことができるため、歯を失った部位にインプラントを埋め込むための十分な骨量がない場合に有効です。

一方、サイナスリフトは、上顎の奥歯部分にある上顎洞の下にある骨を持ち上げ、その空間に人工骨を補填することで骨量を増やします。

サイナスリフトは、上顎洞が大きい場合や骨量が不十分な場合に有効な治療法です。
GBR法は、下顎の奥歯部分や前歯部分、サイナスリフトは上顎の奥歯部分に用いられることが多いです。

また、どちらの治療法も、手術後には骨形成期間が必要になることがあります。

GBR法 痛みは?

インプラント治療においてGBR法が用いられる場合、治療後の痛みは一般的に少ないとされています。

治療後の痛みを軽減するためにも、手術前に正確な診断と十分な治療計画を立てることが大切です。

手術中は麻酔を用いるため、痛みを感じることはありません。

手術後には軽度の痛みや腫れが生じる場合がありますが、麻酔が切れる前に鎮痛剤を服用することで痛みを抑えることができます。

GBR法の期間は?

インプラント治療においてGBR法を用いる場合、一般的に治療期間は長くなる傾向にあります。
以下に、GBR法を用いたインプラント治療の期間について説明します。

GBR法を含めた骨形成期:GBR法による骨再生は、人工骨を補填した後およそ数か月間、自然治癒力によって骨が再生されるまで待つ必要があります。

通常、骨再生が十分になされたのを確認してからインプラントを埋入するため、骨形成期間は約4〜9か月程度となります。

インプラント埋入期間:骨形成期間が終了した後、実際にインプラントを埋入するための手術を行います。

この手術後には、再び数か月の間、インプラントがしっかりと骨に結合するまで待つ必要があります。インプラント埋入期間は、一般的に骨形成期間と同じくらいの期間、約4〜9か月程度となります。

GBR法を含めたインプラント治療には、骨形成期間とインプラント埋入期間が必要となりますので、総治療期間は1年以上に及ぶ場合があります。

ただし、患者様の骨の状態や治療計画によって異なるため、詳しくは担当医に相談して治療期間をご確認ください。

GBR法 副作用は?

インプラント治療においてGBR法(骨誘導再生療法)が用いられる場合、ごくまれに以下のような副作用が発現することがあります。

感染:手術後に感染症が生じる場合があります。感染の初期症状は、痛み、腫れ、発熱などです。治療には抗菌薬の服用や外科的治療などが挙げられます。

出血:手術後に出血が生じる場合があります。出血が止まらない場合は担当医にすぐご相談ください。

骨移植部位の痛み:GBR法(骨誘導再生療法)では、患者様の骨を移植しますので、移植部位が痛むことがあります。通常、数日から数週間で痛みが消失します。

無菌性骨壊死:GBR法(骨誘導再生療法)による治療によって、骨の供給源となる部位の一部が死滅することがあります。この場合は、再手術や骨整形手術が必要となることがあります。

しかし、手術後は担当医の指示に従い、適切な経過観察と処置が行われることで、副作用や合併症等を最小限に抑えることができますのでご安心ください。

くま先生のまとめ

今回はインプラント治療で行われるGBR法について解説していきました。

GBR法とサイナスリフトは、骨再生を促進するための治療法であり、骨量を増やすことができる点で共通していますが、それぞれの特徴によって使用する場合が異なります。

当院では、患者様それぞれの状態に合わせて、適切な治療法をご提案いたします。

ご興味のある方は、ぜひお気軽にカウンセリングにお越しください。


監修

市ヶ谷コンシェル歯科クリニック

澤谷祐大(さわたに ゆうた)

獨協医科大学医学部歯科口腔外科にて研鑽を積み、2023年より市ヶ谷コンシェル歯科クリニックにて勤務。大学病院に行ってと言われた親知らず、どんな親知らず抜歯でも、市ヶ谷コンシェル歯科クリニック澤谷にお任せ下さい。


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投稿者プロフィール

くま先生
くま先生
アンチエイジングをコンセプトに治療するくま先生。歯や美容医療や薬など得意分野は多岐に渡る。教えてくま先生!と言われれば、一人ひとりの患者さんに寄り添ったコンシェルジュ的な存在として、どんな分野でも的確にアドバイスしていきます。患者さんだけでなく、先生たちにもアドバイスするよ。みんな、頼ってきてね。